山頂で会いましょう

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麻綿原高原・石尊山(千葉県)


千葉県のあまり高くはない丘陵地帯ですが、ガイドブックにあったため出掛けたみました。なかなか面白いところで何度か訪れています。この麻綿原高原は昔大規模な遭難事件がありました。その遭難場所を確認するために敢えてやってきた次第です。いざというときのためにアマチュア無線機とGPSを持参しました。
2012年11月。JR外房線安房天津駅からマイクロバス(ほとんどバンと同じ)に乗って、清澄寺へ。ここは日蓮宗のお寺です。裏に回って妙見山へ。山頂にお堂がありました。続いてその裏の清澄山に登りましたが、どこが山頂なのかよく分かりませんでした。(そもそも清澄山は妙見山をはじめとした山々の総称)
その後林道を歩いて麻綿原高原に向かったのですが、途中左手に作業道のような山道に入ってみることにしました。迷ったらいけないと思いGPSを取り出しましたが、電源が入りません。滅多に使わないために壊れていました。
とりあえずその作業道に入る。この道はアップダウンもほとんどなく尾根にそってどこまでも続いているようです。ところどころに分岐がありました。その一つに分け入り、道がなくなるところまで行ってみました。突き当たったところで引き返します。また分岐まで戻り別の道を進みます。そうしながら、どこまでも歩いてみました。道は曲がったり、時には坂を下って、出くわしたところが沢。コンパスがないと方角が分からなくなるかもしれません。
しばらく歩き回ってから、もとの道に戻り、林道に出ました。林道を進むと、天拝園に出ました。ここはアジサイで有名な場所です。斜面に沿ってアジサイの花壇があり、海が見えるところに展望台もありました。そこからさらに奥へ進むとオートバイに乗ったおじさんがいて、話を聞くと、そのオートバイで山道を走り回っているとのこと。その先に行けば例の遭難場所があると言うので行ってみました。
石尊山への道を進んでいくと、登山道の左手に作業道があって、ロープが渡されていました。(以下の写真7参照) 石尊山から来れば、右への分岐です。本来の道は左です。そこを進めば天拝園に至ります。遭難の原因はここで右に進んでしまったことです。
そこからロープを越えて進んでみました。道は下り坂に入ります。やがて広場のようなところに出て、その先に沢がありました。そこで二つの沢が合流していました。一つ沢を越えて道を進むと、その先で道が消えていました。(実は消えたのではなく、もう一つの沢を越えたところに尾根に上がる道があった)
青山はそこで戻りました。帰りは安房天津駅まで歩き、安房鴨川に出て、バスで東京へ。
壊れたGPSはすぐに買い換えました。
次に訪れたのは、2013年2月。新しいGPSの試用も兼ねて、この日は石尊山から麻綿原高原への逆コースを辿りました。
JR久留里線で終点の上総亀山で下車。久留里線に乗ったのは今回初めてでした。上総亀山駅からタクシーに乗り、七里川温泉の石尊山登山口へ。無線機とGPSの電源を入れて出発。低山なので山頂はすぐです。そこから麻綿原高原に向かいました。
途中、余り迷うところはありませんでしたが、例の作業道への分岐が一番間違えやすい。再び作業道を進んで、沢まで下りてみました。帰りは天拝園から安房小湊駅まで歩きました。
さらに、その一月後。今度は山ではなく、例の作業道を歩き尽くす目的で三度訪れました。(従って登山記録になし)
作業道は平坦ではありません。中には崖のところもあり、途中で引き返す場面も。GPSで歩いたところを記録にとり、データをパソコンに取り込んで、実際の地図に当ててみました。そこで自分がどこを歩いたかを確認しました。今回のこの麻綿原高原はとても興味深い場所であることを知りました。
ただし、もしここを訪れてみようと思ったら、地図・コンパス等の持参とある程度の経験がないと迷うかもしれないのでご注意を。

写真1 清澄寺山門    
写真2 妙見山山頂    
写真3 麻綿原高原の山々
写真4 海が見えます   
写真5 天拝園1       
写真6 天拝園2       
写真7 作業道の分岐   左が登山道
写真8 石尊山山頂1   
写真9 石尊山山頂2   
写真10石尊山周辺    

    
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