| 俗称「ニセヤツ」といわれています。山の形が八ヶ岳に似ているから。JR中央線の電車に乗って「韮崎」から「小淵沢」まで車窓を見ているとわかります。見た感じそっくりです。同じ形の山が入れ替わり立ち代り見えます。一見間違いやすい。ただし大きさが違います。本物の八ヶ岳の方が1000メートル以上高い。
 まず韮崎駅まで特急で向かいました。時間的に調度いいバスがなかったため、駅からタクシー。茅ケ岳登山口まで行ってもらいました。
 平坦な道を進みます。この茅ケ岳は火山だそうですが、標高は1700メールそこそこです。日本二百名山。
 しばらく行くと傾斜が増します。11月、冬に入る前のこの時期、枯葉と砂の斜面で登りにくいのを何とかクリア。
 そこにありました。「日本百名山」の著者「深田久弥」の終焉の地。(登山中この場所で亡くなったらしい) そこを過ぎるとまもなく山頂です。
 天気は曇り。背後に金峰山、南には富士山の形が薄っすらと見て取れます。そして西には本物の八ヶ岳が。
 時間があったので、金ヶ岳まで足を運ぼうとしばらく進みましたが、途中で引き返して下山開始。
 茅ケ岳山頂まで戻り、登ってきた道から下ろうとしましたが、そこで道を間違えたらしい。
 様子が違うぞ。気づいたけれど道は下っているため、このまま進むことにしました。
 教訓、山頂部では複数の道が交わっているため、よく確かめて下りましょう。
 道ははっきりしているため不安はない。何とか登り口まで戻リました。
 そこにありました。深田久弥を記念した「深田公園」です。
 公園内はいたって質素。有名な碑に「百の頂に、百の喜びあり」と刻まれています。単純に「山が好きだ」と言っているだけですが、シンプルでいい。
 帰りはバス停まで徒歩。途中、車から「乗って行きませんか?」と声を掛けられましたが、登山は歩くものです、遠慮しました。
 山梨は気さくな人が多いのか、よく声を掛けてくれます。
 
 写真1 終焉の地
  写真2 茅ケ岳山頂
  写真3 深田記念公園
  写真4 公園の碑
  
 
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